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- ダニが多い場所はどこ?

ダニは室内のあらゆる場所に生息し、繁殖を繰り返しています。人間が生活しているところには必ずダニがいると言われています。ダニ対策の基本は、ダニがいる全ての場所で対策することです。では、ダニが繁殖しやすい場所はどこなのでしょうか。
ダニが繁殖しやすい条件
ダニは温度、湿度の高い環境を好み、ヒトのフケや垢(あか)、髪の毛をエサとしています。また、ダニは暗い場所に潜り込む習性があると言われています。室内のいたるところがダニにとって繁殖しやすい環境と言えるでしょう。
チリダニの繁殖条件 | |
高温多湿 | 温度22℃〜28℃ 湿度60~80% |
エサが豊富 | 人の剥離物(髪の毛、フケ、垢など)、食べこぼしカス |
潜り込める場所がある | ベッド、布団、カーペットなど |
ダニが繁殖しやすい場所
ベッドや敷布団(寝具類)
就寝中に体から出る汗によって布団が湿り、布団の中の温度と湿度が高くなります。さらに、1日の生活の中で約1/3を過ごすため、ダニのエサとなる人のフケやアカが溜まりやすくなります。その結果、寝具類はダニが繁殖しやすい環境となり、室内の中でダニが最も多く生息する場所と言われています。
ソファ
ソファは大きく分けて革製と布製(ファブリック)の2種類があります。革製ソファは大丈夫なのですが、布製ソファはダニが潜り込みやすくなっています。特に座面と背もたれの間は暗く、フケやアカ、食品屑(くず)が溜まりやすいのでダニが生息しやすい環境と言えます。
じゅうたん・カーペット
じゅうたんやカーペット、ラグは多くの人が往来する共有生活スペースです。そのためダニのエサとなるヒトのフケや垢(あか)、髪の毛が溜まりやすくなっています。特に子供たちはその上で遊んだり、お菓子を食べたりするためダニ対策の重点ポイントと言えるでしょう。
クローゼット・押入れ
クローゼットや押入れは、開閉の回数が少ないため内部に湿度がこもりやすくなっています。使用直後の布団や衣類などを詰め込むと、吸収された汗などで内部の湿度が上昇してダニが繁殖しやすくなるので注意が必要です。