ダニが多く繁殖すると、咬まれてしまう被害にあうことがあります。

ダニに咬まれると赤く腫れたりかゆみが出たりしますが、それ以外にも注意したいことがいくつかあるのです。

 

ダニに噛まれた時の症状

 

屋内でのダニ刺されで、一番の原因は「ツメダニ」です。たまに、「イエダニ」や「トリサシダニ」による被害もあります

 

ツメダニは一度咬んだ近くを何度も咬むことが多いので、細かい刺し跡が広範囲に広がっている場合は、ツメダニの可能性が高いでしょう。

咬まれてから数時間〜2日ほどの間があってからかゆみが現れるので、どこで咬まれたのかわからないという場合も多いようです。

 

イエダニに咬まれると赤い斑点や水疱ができます。

こちらも咬まれてから1日以上経ってからかゆみが出ることが多いので、いつどこで咬まれたのかを特定することが難しいと言われています。

かゆみが非常に強く、一週間以上継続することがあり、赤みや刺し跡もしばらく残ります。

 

かゆみや腫れ以外に注意したいこと

 

ダニに咬まれたかゆみをかきむしると、とびひになることがあります。

咬まれたことに気付いた場合には、まず傷口をよく洗いましょう。

その後、ステロイド系の塗り薬を塗ると、炎症を抑えかゆみを緩和してくれます

 

また、イエダニはネズミが運んでくるので、ネズミが持っていた細菌などによって感染症が起こることがあります。

家の中のダニの退治だけでなく元になるネズミの駆除を一緒に行わないと、再び大量発生してしまうこともあるので、注意しましょう。

 

ダニの死骸や糞に接触したり吸い込んだりすることでアレルギーを起こすことがありますが、ダニに咬まれることでもアレルギーは発生します。

ダニアレルギーになると、喘息、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎 等、様々な症状につながるのです

花粉症などは季節性のものですが、ダニアレルギーは季節を問わず一年中症状が出てしまいます