ダニ被害を食い止めるためには、正しい対策を行うことがなにより肝心です。

ここでは、体に悪影響を与えることもあるダニを防ぐための効果的な対策方法についてご紹介いたします。

 

ダニが好む環境

 

ダニは気温20〜30度、湿度が60%以上の環境を好みます。

1年を通してみると6〜9月の高温多湿の時期が発生のピークとなりますが、冬場室内で暖房をつけることで、温湿度が高くなり、ダニが発生することもあります。

 

また、近年の住宅事情の変化に合わせて気密性の高い家が増えたことや、暖房器具の普及によってダニが好む環境が1年中保たれるようになり、ここ30年で屋内のダニの数は30倍にもなったと言われています

 

自宅で行うダニ対策

 

家の中でも特にダニが発生しやすいと言われる場所ごとに、効果的な対処法をご紹介いたします。

 

布団、カーペット

 

昔は布団やカーペットのダニ対策として、天日干しを行うというのが一般的でしたが、実は3割程度のダニしか退治できないと言われています

 

ダニを退治する方法としてオススメなのが、全体を高温にすることができる乾燥機です。

乾燥機に20〜30分かけることで、ほとんどのダニを退治することができると言われています。

乾燥させただけでは、死骸や糞が残ってしまい、それを餌にまたダニが繁殖することもあります。

全体に掃除機をかけ、しっかりと取り除くようにしてください。

 

ダニを繁殖させないためには、湿気を取り除くためにも定期的に天日干しを行いましょう

 

 

ソファー

布製のソファーもダニが発生しやすい場所です。

布団やカーペットのように乾燥機にかけるのが難しいので、スチームアイロンを活用するのがオススメです。

ソファーの表面全体にスチームアイロンをかけた後、湿気を取り除くためにドライヤーでしっかりと乾燥させましょう。

その後は死骸や糞を取り除くために掃除機をかけてください。

 

ソファーは布団等に比べて対策が難しいので、そもそもダニが繁殖しにくい素材を選ぶようにするというのも大切なポイントです。

革製やアクリル製のソファーはダニが繁殖しにくいので、買い替えの時などは検討してみてください。

 

畳は大きく自分で対策を行うのが難しい場所でもあります。

頻繁に天日干しを行うと畳が焼けてしまうこともあるので、どうしても気になる時には業者にお願いして高温乾燥を行ってもらうのが確実です。

 

ただ、最近の畳はダニが繁殖しにくい素材を使用したものが多いので、畳の下に防虫シートや乾燥剤を入れておくことでダニの繁殖を抑えることができます

 

まとめ

それぞれの場所の対策に加え、こまめに掃除機がけや拭き掃除をすることで、ダニの餌となるフケ、垢、髪の毛などや、ダニが住み着くほこり等を取り除くことができます。